環境用計測システム開発事例

~緑視率測定装置~

”緑視率”とは??

 ➡ ヒトの目に映る緑の量を数値化した割合のことをさします。

正式に定義された言葉ではありませんが、昨今では様々な自治体や行政が、街の緑の量の指標として取り入れ、年々数値を増やそうという取組みが見られます。

本装置は、世界初の緑視率の自動測定機です。

測定方法

  1. 緑視率測定装置(一体化されたカメラとタブレットPC)で、測定したい箇所の撮影を行います。
  2. 撮影すると、カメラからタブレットPCへ画像データが転送されます。
  3. 数秒で、タブレットPCに画像と緑視率が表示されます。

測定結果サンプル
上の画像における緑視率は31.0%、下の画像における緑視率は54.4%。
左側が元の画像で、右側はどこを緑と識別したか、緑色を強調させて示しています。

メリット

  1. 自動計測
    これまでの測定は人の手により(マニュアルで)計測されていました。
    測定方法としては、点格子板法、プラニメータ法、重量法などがあるものの、非常に手間と時間がかかり、画像1枚の測定に1~2時間を要していました。本装置では、画像1枚につき数秒で測定が完了します。
  2. 誤差が少ない
    人の手により測定する場合、その測定者の技量や感覚によって、同じ画像においても測定するたびに数値が変わってきてしまいます。
    本装置では、機械的に測定する為、誰が測定しても、何度測定しても、同じ結果へ導かれます。
  3. 編集機能
    植物の緑色と同じ領域の人工物については、緑視率に含まれてしまうことがありますが、測定結果の数値から範囲指定することで簡単に数値から除外する機能が備わっています。
    またデスクトップPCでもタブレットPCと同様の作業が可能です。

納入実績

全国の自治体。行政、研究機関、計測メーカー、不動産会社など

受賞履歴

・東京都トライアル発注認定制度
・多摩ブルー賞

※本装置は(財)都市緑化技術開発機構および(独)産業技術総合研究所との共同研究成果を活用しています。

本装置の詳細や価格等を知りたい場合は、上部のお問い合わせフォームより御連絡下さい。
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